Medical apps for iPhone
褥瘡のアセスメントツールとしてDESIGN-Rが利用されていますが、その点数から創の状態を具体的にイメージすることは不可能です。そこで、褥瘡の治療経過をDESIGN-Rの評価とともに写真でも確認することができるiOSアプリを作成しました。簡単な入力操作のみで素早く総点を算出することができ、治療経過をプリントアウトすることも可能です。
新医療 Vol.40, No.8, 2013
臨床写真の撮影には小型軽量なデジカメが広く利用されていますが、撮影時に内蔵フラッシュが光ると白飛びが発生し、接写の性能にも限界があります。そこで、iPhoneにLEDリングライトを取り付けて臨床写真の撮影に利用してみました。画面上でピンチアウト操作を行えば、デジカメの接写よりもはるかにアップで撮影することができます。
皮膚科の臨床 Vol.57, No.2, 2015
白癬菌や病理標本の画像を患者さんにも見てもらうことができれば説得力がありますが、電子カルテが設置されている診察室には液晶ディスプレイをもう一台置くためのスペースは残されていません。そこで、iPadを顕微鏡と接続しモニターとして利用してみました。ピンチアウト操作によって画像を簡単に拡大することができ、病理標本の撮影も可能です。
皮膚科の臨床 Vol.57, No.4, 2015
外来診察室には様々な印刷物が掲示されていますが、掲示物が多くなるにつれて掲示板は雑然となり、必要な情報も見つけにくくなります。そこで、ホワイトボード上に4台のiPadを取り付けて掲示板の情報を表示させてみました。医局にいながら掲示内容を更新することが可能となり、年末が来るたびに来年のカレンダーを用意する必要もありません。
日本医療マネジメント学会雑誌 Vol.16, No.4, 2016
総合受付に電子掲示板を設置している病院が増えていますが、各診療科の待合室にまで設置しているところはほとんどありません。そこで、疾患啓発のコンテンツをKeynoteを使って作成し、そのスライドショーをAirPlayを利用して待合室に設置した液晶テレビに表示させてみました。待ち時間の有効活用が可能となり、疾患に対する理解度の向上も期待できます。
日本医療マネジメント学会雑誌 Vol.18, No.2, 2017
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